日本の祭り in しずおか 2020
第28回地域伝統芸能全国大会
「地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会しずおか」

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静岡県の団体



【藤守の田遊び保存会】
藤守の田遊び


団体・芸能の概要

 藤守の田遊びは、静岡県焼津市藤守の氏神である大井(おおい)八幡宮(はちまんぐう)の祈念祭の夜に、氏子の中の未婚の青年男子によって奉納される舞のことで、千年以上続く幻想的な神事芸能です。華やかな飾り物を身に付けた藤守地区の男性が、田植えから稲刈りまでの農作業の様子を25番の舞で表現していきます。この舞は、大井川の恵みに感謝し、その治水と五穀豊穣を祈願するために農民が奉納したのが始まりとされています。
 保存会は、様々なイベントに出演するなど、精力的に「藤守の田遊び」を日本内外に広める活動を展開しています。平成30年には「藤守の田遊び伝承館」が竣工し、日頃から貴重な文化財の周知に努めています。
 後継者の育成にも力を入れており、地域の小中学生を対象とした田遊び教室を開催するなど、地域の伝統文化の伝承に尽力しています。
 昭和52年に、国の重要無形民俗文化財に指定されました。

  • 【祭礼日】
  • 毎年3月17日
  • 【場 所】
  • 大井八幡宮(焼津市藤守687)
  • 【問合先】
  • 焼津市教育委員会事務局文化財課
  • TEL:054-629-6847


演目映像

演目名:第10番「徳太夫」、第21番「猿田楽」

○第10番「徳太夫」
 万燈花を飾りつけたショッコを被り、紙蓑を着、大きな酒徳利とセンスを持った徳太夫が出で、山田打ち達の労をねぎらい、酒を振舞います。

○第21番「猿田楽」
 頭にかざす花「万燈花」は、桜の花を模しているといわれています。桜の花の満開は、稲の実り豊かな予告でもあります。
 年長青年8人が演じ、先頭の1人は小さい猿面をショッコの前面につけています。輪や相対になって、勇ましく、華々しく演じます。この演目が田遊びの中で最も華やかで美しい舞です。


静岡県焼津市

 焼津市は静岡県中部に位置し、市の東側は駿河湾に面しており、焼津港、小川港、大井川港と3つの港を有し、水揚げ金額が4年連続で全国1位のさかなのまちです。新鮮なマグロ、カツオ、サバ、サクラエビなどを楽しむことができます。
 また、市内北部の高草山は、気軽にハイキングを楽しめる低山として人気があり、キスミレなどの貴重な植物を見ることができます。さらに山間部の谷地にある花沢地区は、江戸時代以来の山村集落で、県内で唯一の伝統的建造物群保存地区に選定されています。
 藤守の田遊びが奉納される大井八幡宮が所在する大井川地区は、大井川がもたらした肥沃な土壌が広がり農業が盛んで、アメーラトマトなどが有名です。大井川の豊富な地下水を利用し、たくさんの工場も立地しています。

花沢地区街道景観(北より撮影)

花沢地区街道景観(北より撮影)

花沢集落遠景

花沢集落遠景

高草山より焼津港を望む

高草山より焼津港を望む

(c)焼津市歴史民俗資料館