演目名:徳山の盆踊(ヒーヤイ踊り、鹿ん舞、狂言)
ヒーヤイ踊り
小中学生の女子が化粧をして浴衣の上に京の舞妓風のだらりの帯をしめ、小唄に合わせて踊ります。ヒーヤイと呼ぶのは、唄の終わりに、「ヒーヤイ」と言う囃子言葉がついているためです。
鹿ん舞
長い角を持つ牡鹿役1名と牝鹿役2名が先頭に立ち、その後ろに百姓役のヒョットコ面をつけた者が続いて、お囃子の軽快なリズムに合わせて舞台の周りを跳びはねるように舞います。田畑を荒らす害獣を調伏する祈りが込められていると考えられます。
狂言
徳山に古くから伝わる狂言です。過去には14の演目が演じられていたようですが、現在では、頼光(らいこう)と新曽我(しんそが)の2演目だけが成人伝承者によって演じられます。
川根本町は静岡県の中央部に位置し、大井川の上流、南アルプスの麓にある自然豊かな町です。東は静岡市、南は島田市、西は浜松市に隣接しており、北は長野県に接しています。
【文化】重要無形民俗文化財の「徳山の盆踊」をはじめ、県指定無形民俗文化財である「梅津神楽」「田代神楽」「徳山神楽」などがあり、民俗芸能が豊富な町です。
【産業】代表的な農産物は川根茶です。黄金色に近く透明感のある見た目、さわやかな香りとうまみ、甘みが大きな特徴です。近年ではゆず栽培にも力を入れており、果実はもちろん、ゆずを使ったポン酢、味噌、飴、羊羹など様々な製品が作られています。
【観光】代表的な観光地として寸又峡の「夢のつり橋」があげられます。橋の下に広がる湖面は、天候や陽の光によってエメラルドグリーンやコバルトブルーに変化し、神秘的な景色を見ることができます。
夢のつり橋
茶摘み