演目名:滝沢の放歌踊
滝沢に伝わる「放歌踊」は、禅宗系の念仏僧である放下僧の関与した放下踊の系譜を引く念仏踊です。室町時代に放下僧によって行われた放歌踊が愛知県新城市から北区引佐町渋川、東久留女木を経て伝わったとされ、現在伝承されている滝沢の放歌踊は、南の平野部から伝わってきた遠州大念仏と、北部から伝わってきた放下踊の二つの要素をもっているところに特色があります。前半は遠州大念仏、後半は放歌踊という二部構成で、地域の新盆宅を回り念仏踊で祖先供養をします。
一般への公開は毎年8月13日の晩、林慶寺の境内で大太鼓や双盤、笛や幟を手にした保存会一行が祖先の霊に対して大念仏を行います。それぞれが所定の位置につくと歌枕がうたわれ踊るように演奏します。
大念仏が終わると、その後放歌踊が始まります。放歌踊は大念仏とほぼ同じですが、別の歌枕がうたわれ、おかめ、ひょっとこが登場します。ひょっとこは団扇を使い、おかめは扇子を持って一緒になっておもしろおかしく踊りまわり、見物人の笑いを誘い、賑やかな雰囲気のうちに終了します。
後継者の育成も順調で、地元の都田小学校・中学校での伝承活動も継続して行われており、地域ぐるみで伝統文化が継承されています。
浜松市の人口は現在約80万人、静岡県下最大の都市です。市の面積は1558平方キロメートル。東京と大阪という二大都市のほぼ中間地点、日本全体でみてもほぼ真ん中に位置する利便性が、世界的企業をもつ浜松の産業や活気を支えています。
四方を遠州灘、天竜川、赤石山脈、浜名湖に囲まれ、豊かな自然と都市環境による多彩な魅力を持った浜松市は、古くから東西の要衝であり、史跡や名刹、名勝地など、歴史的・文化的にも優れた観光地が多くあります。また、「ものづくりのまち」ならではの産業観光、温泉をはじめ、サイクリングやマリンレジャー、花といった多彩な観光資源、うなぎ・牡蠣・ふぐなどの新鮮な魚介類、餃子やみかんなどの「食」でも訪れる人をもてなします。
世界的な楽器生産地であり、浜松国際ピアノコンクールをはじめ、国際規模から市民の手作りコンサートまで、あらゆる音楽活動を展開し、楽器博物館に世界各地の楽器を展示する浜松市は、世界レベルの音楽と人が集う「音楽の都」を目指しています。
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