地域に伝わる伝統芸能の保存や後継者育成に尽力し、地域伝統芸能の実演を行っている団体や個人に贈られます。
演目名:毛馬内盆踊り
毛馬内盆踊りは、かがり火を囲んで踊る輪踊りで、常に内側を向いて優雅に踊るのが特徴です。
○呼び太鼓
太鼓と笛による、これから盆踊りをはじめる合図です。
○「大の坂」踊り
京都の念仏踊りの流れをくむ説と、明暦3年(1657)にすでに継承されていたという説のある踊りで、太鼓と笛の囃子で踊っています。
○「甚句」踊り
南部領だった約450年前、戦いから帰った将兵たちを労ったのが始まりといわれている踊りです。唄詞は、豊作を祝うものや郷土の風物等を紹介するものなどが多く唄われています。
○送り太鼓
太鼓と笛による、盆踊りの終わりを告げる合図です。
鹿角市は、北東北三県(秋田、岩手、青森)のほぼ中央に位置し、古くから「人・もの・情報」が行きかう交流拠点として位置するまちです。多くの縄文遺跡があり、約5000年前から人が住んでいたと推定され、4000~3500年前には大湯環状列石(「北海道・北東北の縄文遺跡群」ユネスコ推薦決定)がつくられたといわれています。そのほかにも、ユネスコ無形文化遺産「大日堂舞楽」「花輪ばやし」の2件を有しています。また、国指定重要無形民俗文化財「毛馬内盆踊り」(「風流踊」ユネスコ推薦決定)、秋田県無形民俗文化財「大湯大太鼓」など多くの伝統文化や歴史が息づくまちとして注目されています。
さらに、国立公園十和田八幡平の真ん中に位置し、清涼な気候と名水、肥沃な土壌などの自然環境によって育まれた特産物(「北限の桃」「かづのりんご」「かづの牛」「八幡平ポーク」「淡雪こまち」など)は一品揃いで、「きりたんぽ」発祥の地と伝えられています。
八幡平の紅葉
大湯環状列石
十和田湖
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