日本の祭り in しずおか 2020
第28回地域伝統芸能全国大会
「地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会しずおか」

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地域伝統芸能大賞 保存継承賞

地域に伝わる伝統芸能の保存や後継者育成に尽力し、地域伝統芸能の実演を行っている団体や個人に贈られます。



【毛馬内盆踊り振興会】
毛馬内盆踊り


受賞団体の概要

 北東北のほぼ中央に位置する鹿角市は、古くから鉱山の町として人々の交流が盛んな地域でした。
 秋田県三大盆踊り(西馬音内・一日市・毛馬内)の一つとして長年伝承されている毛馬内盆踊りは、大太鼓と横笛の伴奏で踊る「大の坂」、無伴奏の唄のみで踊る「甚句」と最後にほんの数分踊る「じょんがら」で構成されています。
 「大の坂」は400年ほど前に京都から発生した念仏踊りの流れを汲むと言われ、「甚句」は南部領だった約470年前に、戦いから帰った将兵を労う遊興踊りが始めと言われています。「じょんがら」は明治初期から津軽弘前に陸軍の連隊があった頃、入営した若者達が盆帰省し、最後に踊ったのが定着したものです。
 雁木のある「こもせ通り」でかがり火を囲み、左へ移動する輪踊りで、内側を向きゆったりとしたテンポで優雅に踊ります。また、屋外で絹織物を着て踊りますが、男は紋付きに水色の蹴出し、女は留袖や訪問着に鴇色の蹴出し、煌びやかな帯を締めて豆絞りの手拭いで頬被りをして踊るのも特徴です。
 当会は、国の無形民俗文化財指定をいただいたことにより「毛馬内北の盆」という名称で20年前から活動を継承し、その運営はもちろん、後継者育成に取り組むとともに、遠征披露をしながら芸能の保存継承に努めています。

  • 【祭礼日】
  • 毎年8月21日~23日
  • 【場 所】
  • 毛馬内こもせ通り
  • 【問合先】
  • 毛馬内盆踊り振興会
  • TEL:0186-30-3939


受賞インタビュー


演目映像

演目名:毛馬内盆踊り

 毛馬内盆踊りは、かがり火を囲んで踊る輪踊りで、常に内側を向いて優雅に踊るのが特徴です。
○呼び太鼓
 太鼓と笛による、これから盆踊りをはじめる合図です。

○「大の坂」踊り
 京都の念仏踊りの流れをくむ説と、明暦3年(1657)にすでに継承されていたという説のある踊りで、太鼓と笛の囃子で踊っています。

○「甚句」踊り
 南部領だった約450年前、戦いから帰った将兵たちを労ったのが始まりといわれている踊りです。唄詞は、豊作を祝うものや郷土の風物等を紹介するものなどが多く唄われています。

○送り太鼓
 太鼓と笛による、盆踊りの終わりを告げる合図です。


秋田県鹿角市

 鹿角市は、北東北三県(秋田、岩手、青森)のほぼ中央に位置し、古くから「人・もの・情報」が行きかう交流拠点として位置するまちです。多くの縄文遺跡があり、約5000年前から人が住んでいたと推定され、4000~3500年前には大湯環状列石(「北海道・北東北の縄文遺跡群」ユネスコ推薦決定)がつくられたといわれています。そのほかにも、ユネスコ無形文化遺産「大日堂舞楽」「花輪ばやし」の2件を有しています。また、国指定重要無形民俗文化財「毛馬内盆踊り」(「風流踊」ユネスコ推薦決定)、秋田県無形民俗文化財「大湯大太鼓」など多くの伝統文化や歴史が息づくまちとして注目されています。
 さらに、国立公園十和田八幡平の真ん中に位置し、清涼な気候と名水、肥沃な土壌などの自然環境によって育まれた特産物(「北限の桃」「かづのりんご」「かづの牛」「八幡平ポーク」「淡雪こまち」など)は一品揃いで、「きりたんぽ」発祥の地と伝えられています。

八幡平の紅葉

八幡平の紅葉

大湯環状列石

大湯環状列石

十和田湖

十和田湖

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